PERやPBRが低いのに株価下落に巻き込まれる!株式投資初心者が陥りやすいミス!

テクニカル分析

PERもPBRも割安度を測るもの

PER公式
PERは株価収益率。収益を見て株価が割安か判断する。

PBR公式
PBRは株価純資産倍率。純資産を見て株価が割安か判断する。

なぜ割安な水準で株価は下落するのか?

株価を割安か割高か判断する指標としてPERとPBRは用いられることがある。実際に決算発表で公表される損益状況と資産状況からPERとPBRは求められる。これら指標は同業競合他社や他業種との比較でさらに銘柄選別していく。

しかし、実際の株式市場は厳しい現実を我々に見せつけてくれる。PERもPBRも割安水準にあるにも関わらず、一向に株価は上昇する気配すら見せずむしろ下落していくことがある。含み損を拡大していくうちに新たな業績発表を迎え、業績悪化を突きつけられポジションを取った当初では割安とされたPERもPBRも魅力的と言える数値ではなくなってしまう。その頃には、膨れ上がった含み損を眺めるしかなく途方に暮れる。

PERとPBRが割安だから時間がかかっても今買えば、いつか上がるだろう。こんな雑な戦略を立てた末に、処分もし難い資産を作り上げ儲けるための時間を失い、それどころか自分を苛立たせる時間を作り上げ最悪の場合は健康を害するようなことは避けたい。さて、PERとPBRが割安なのに株価が下落するロジックはどういったものなのか?

みずほFG(8411)日足チャート2019年1月21日~6月14日

この画像は、みずほFG(8411)の2019年1月21日~6月14日の期間の日足チャート。

当時のみずほFGは、PERもPBRも他業種と比べ割安で低PER・低PBR銘柄として知られていた。しかし、180円近辺で推移していた株価は6月4日の150.1円まで薬1カ月をかけて大幅に下落している。

みずほFG(8411)は、みずほ銀行、みずほ信託銀行、みずほ証券を柱にする銀行業を主力にしたグループですが、展開店舗の見直しを行うと共に大規模なリストラ計画を発表している。直近、2019年3月期本決算では外債のポートフォリオ見直し、構造改革への取り組みを踏まえた損失計上から大幅な最終減益となっている。とは言いながらも年間配当7円50銭を維持している。

マクロの動きからマイナス要因を振り返ると、トランプ大統領が率いる米国と習近平主席が率いる中国の対立、2019年10月に控えていた10%への消費税増税があった。

みずほFG(8411)日足チャート2019年3月22日~10月11日

みずほFG(8411)は6月4日に安値を付けて以降、150円台から160円台の底値圏を這う結果となった。9月の日経平均上昇、島根銀行へのSBIホールディングスの出資から割安な銀行株へ注目が集まった。結果、一時170円を回復したものの、160円近辺へ株価は落ち着いている。

現実は、少なくとも半年以上は180円台を回復することなく安値を探る展開で、PBRとPERの割安感だけでポジションを取ることは考えが浅いことを示している。

これら株価の水準と変動は、何なのか?

需給である。

言わずもがなだが、買い方が強い時期は株価は上昇し、売り方が強い時期は株価が下落する。PERとPBRでは割安感を示すだけであって需給は判別できない。

では株価の需給を判断する方法とは何か?

割安感のある銘柄の株価下落を回避する方法。

割安感のある銘柄でも株価が下落するとき、損切りで含み損を解消するにも難しい。そもそも割安感のある銘柄のはずなのに株価が下落することを下落初期から判別できないものか。損切りを決断するにも下落初期を判別するにも答えは、テクニカル分析にある。チャートやテクニカル指標は、現実に発生した株価の値動きを純粋に示しながら、買いタイミングや売りタイミング、買い方と売り方の勢いも示してくれる。

テクニカル分析を理解し売買に反映させることが出来れば、株式アナリストや証券会社、投資会社の人間の買い煽り売り煽りに動かされることもなく自らの判断で思うようなトレードを実現できるようになる。

テクニカル分析に役立つ本

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