東日本大震災(2011年3月11日)の株式市場をテクニカル分析で振り返る。

東日本大震災(テクニカルで振り返る日経平均株価) テクニカル分析

東日本大震災(2011年3月11日)の株式市場をテクニカル分析で振り返る。

東日本大震災とは?

2011年(平成23年)3月11日(金曜日)、14時46分18秒に宮城県牡鹿半島の南東130キロ沖で発生した大規模な地震です。太平洋側の多くの都道府県で津波警報が発令され、青森県・岩手県・宮城県・福島県・茨城県・千葉県で主に津波が確認されました。

東日本大震災当時の日経平均株価(日足)

ローソク足・移動平均線・出来高

日経平均株価(日足)東日本大震災(ローソク足・移動平均線・出来高)

東日本大震災は、東京株式市場の後場残り15分程度で発災しました。3月11日(金曜日)被災当日は、偶然にも75日移動平均線を割って始まっていましたが大震災発災もあり上髭陰線をひいて安値引けとなりました(3月11日の日経平均終値10254円43銭)。

週明けの3月14日(月曜日)は、初期の被災状況の内容が報道で伝わり、寄付から売りが先行して始まりました(サーキットブレーカーが発動)。始値は10044円17銭と1万円割れ寸前で始まった日経平均株価は、大陰線をひいて安値引けとなりました(3月14日の日経平均終値9578円65銭)。

しかし、3月15日(火曜日)の東京株式市場は、海外の株式市場も急落し世界同時株安の様相となりパニック売りが発生(サーキットブレーカーが発動)。9441円66銭と大きく窓をあけ、大幅安で始まった日経平均株価の始値は、実はこの日の高値と寄付天井の形となりました。一時は、8227円63銭という安値をつけ8605円15銭で場は引けました。長い下ヒゲをつけた大陰線を形成し、買い方は真っ青の展開となりました。

翌週には、日経平均も9500円台を回復したものの1万円の大台には届かず、東日本大震災の被害総額と政府の復興支援期待が入り混じる展開となりました。

MACD

日経平均株価(日足)東日本大震災(MACD)

3月11日(金曜日)の下落初期段階からMACDラインは、シグナルラインから乖離し始めているのが分かります。急激な相場変動に反応しやすいという特性を見事に示しています。

3月14日(月曜日)もさらに急落。MACDラインは明らかな大幅な乖離を見せ、翌日の相場も見えない暗闇を暗示しています。

3月15日(火曜日)は完全なパニック売り。株式市場は総悲観に包まれる中、信用買いで保有していた株が追証を発生させ、大規模な強制売却が実行されました。MACDラインは、3月15日時点では依然として急落途中だったことが確認できます。

3月16日(水曜日)になり、終値は9093円72銭と下げ止まる。しかし、この日から本格的な反転をするもののMACDラインは依然として下落している。急落開始となった3月11日のMACDラインは下落を始めており反応するものの、急落後の反転で遅延した反応を示している点は、MACDらしくない反応の鈍さのようにも見えます。しかし、これはあまりにも大きな下落だったということではないかと考えています。

3月17日(木曜日)、上下にヒゲを発生させながら小さな陽線コマを発生させています。一瞬、相場に迷いが生じた日です。この日もMACDは依然として下落を続けています。

3月18日(金曜日)、小さめですが陽線をひいて、ようやくMACDはこの日に底を打ちます。この日の段階では、MACDは反転していません。

3月22日(火曜日)、5日移動平均線の上で始まり陽線を形成。この日、初めてMACDラインが反転を開始し、MACDによる買いシグナルが点灯しました。

RSI

日経平均株価(日足)東日本大震災(RSI)

画像のRSIは、9日を基準としています。

3月11日(金曜日)、東日本大震災の発災とともに急落開始。RSIは38.83%

3月14日(月曜日)、週明けの月曜日となりRSIは21.71%

3月15日(火曜日)になり、RSIは10.03%を付け、売られ過ぎを示しています。この日が東日本大震災前後の最安値となります。

3月16日(水曜日)RSIは27.76%を付け、反転を開始しています。

3月17日(木曜日)、前日終値より安く引け値下がりとなり、RSIは22.68%を付けます。

3月18日(金曜日)、前日終値より高く引け値上がりとなり、RSIは26.89%を付けています。

3月22日(火曜日)RSIは37.49%となり、30%以下の水準も抜けてきます。

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