新型コロナウィルスピーク脱出で業績修正してくる高配当・割安銘柄
なぜ新型コロナウィルスピーク脱出で銘柄を検討しなければいけないのか?
日本銀行によるETF買い支えをきっかけに、日経平均は26000円台の大台を回復しました。
日経先物と日経平均やETFを構成する大企業銘柄は、追随する動きを示しています。
しかし、これらの銘柄は無理に買われている面があり、
すでに割高な水準まで株価が上昇してしまった銘柄も少なくありません。
悪すぎた会社予想と実際の業績との乖離
3月決算企業を中心に4-9月期の決算が発表されてきています。
これまでの会社予想ほど業績の悪化をしなかった銘柄が、予想を上方修正しています。
直近は、会社予想が悪すぎた銘柄を中心に業績予想の修正を図られています。
そのため、人々の予想と株価の乖離に修正が入り、
これらの銘柄に買い戻しの動きが見られ始めています。
まだまだ割安な銘柄を購入するために、銘柄を検討してみました。
三井住友フィナンシャルグループ(8316)
三井住友フィナンシャルグループ(8316)は、傘下にメガバンクである三井住友銀行、SMBC日興証券、消費者金融大手のプロミスを持つ巨大金融グループです。
会社四季報にも与信費用の増加などが記載されています。
しかし、多くの企業の会社予想ほど悪化しなかった4-9月期の業績から与信費用も想定ほど膨らまないとの見方も出てきています。
また、三菱UFGフィナンシャルグループ(8306)、みずほフィナンシャルグループ(8411)と
比較してもROEやROAが高く、メガバンクの中でもっとも効率的な経営となっています。
予想配当利回り6.09%
PBR 0.41%
PER 11.05%
ROE 6.6%
ROA 0.3%
(2020年11月17日現在)
黒崎播磨(5352)
日本製鉄系の総合耐火物大手です。
鉄鋼向けの耐火物が需要減を見込みますが、
半導体向けのファーネス事業が支える見込みのようです。
自動車関連の業績が想定より踏みとどまったことを考えると、
黒崎播磨の会社予想も実際より悪すぎたのではないかと考えたいところです。
予想配当利回り2.93%
PBR 0.45%
PER 9.16%
ROE 12.0%
ROA 5.1%
(2020年11月17日現在)
アサヒペン(4623)
家庭用塗料の最大手です。
ホームセンター等の販路から園芸・日用品を取り扱っています。
巣ごもり消費・DIY関連銘柄でもあります。
予想配当利回り3.08%
PBR 0.57%
PER 11.40%
ROE 4.2%
ROA 2.8%
(2020年11月17日現在)
ミヨシ油脂(4404)
マーガリンなどの業務用食油、界面活性剤など油化製品が主力。
貴金属補集材をはじめ環境関連分野にも進出。
運営事業が安定的分野です。
会社四季報でも業績の上向きが予想される中で、
株価は割安に放置されているようと考えています。
予想配当利回り3.46%
PBR 0.51%
PER 11.83%
ROE 5.4%
ROA 2.5%
(2020年11月17日現在)
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