ボロ株への投資
メリット
- 少額投資が可能(リスクを抑えられる)
- 業績復活となればリターンが大きい
種銭がなかなか用意できず少額投資からしか参加できない人でも参加することができます。
「1万円以下からでも株式投資に参加することができる」
「5万円以下からでも株式投資に参加することができる」
株式投資の雑誌でも、こういったキャッチコピーがある場合、ボロ株の場合もあります。
また、ボロ株は業績復活となれば不死鳥の如く株価も復活するケースがあります。
株価は10倍のリターン(テンバガー)や100倍バガーを達成することもあります。
デメリット
- 財務リスクがある
- 経営権の奪い合い(仕手株化するケースあり)
安い株価になるまで下落したボロ株には、もともと財務リスクがあるケースが多いです。
長年、業績悪化を続けていたり、なかなか赤字体質から脱却できない企業も多いです。
これら財務リスクを抱えた企業は、下手をすれば経営破綻や倒産するリスクも高いです。
また、株価が安いために買収対象になりやすく、経営権の奪い合いとなるケースもあります。
仕手筋から標的とされることもあり、企業の乗っ取りに発展するケースもあります。
健全な企業経営からかけ離れた行為になれば、財務リスクをさらに拡大させることもあります。
ボロ株・低位株おすすめ銘柄
双日(2768)
自動車、航空、肥料に強い総合商社です。
2003年に日商岩井とニチメンが統合しました。
肥料販売・大型航空機案件が伸びている一方で、
石炭は市況悪化の影響を受け、鉄鋼はコロナで需要減、海外自動車ディーラーも販売台数が厳しくなっています。
最終減益を見込んでおり、減配予想です。
しかし、株価は調整されており、単なる低位株にとどまらず、
高配当&割安株として注目しても良いのではないかと考えています。
予想配当利回り4.12%
PBR 0.48%
PER 9.28%
ROE 10.2%
ROA 2.7%
(2020年11月18日現在)
住石ホールディングス(1514)
住友石炭鉱業が母体の石炭会社です。
国内の石炭事業からは撤退し、豪州などの輸入石炭事業へシフトしています。
人工ダイヤや採石事業へも拡大しています。
自己資本比率は85%を超えており、好財務体質です。
石炭価格の下落による悪影響を受けますが、
景気拡大局面での復活とそれまで耐えられる財務体質の高さが魅力です。
予想配当利回り2.56%
PBR 0.53%
PER 94.61%
ROE 7.0%
ROA 6.1%
(2020年11月18日現在)
日鍛バルブ(6493)
独立系エンジンバルブメーカーです。
4輪向け中心ですが、2輪、建機、船舶向けも手掛けています。
本田やマツダ向けが主力です。
中国市場は復調の兆しがあるものの、
インドASEAN市場が厳しく営業減退を見込んでいます。
現状でも黒字を維持していることと、
景気回復局面での大きなリターンを狙うには良い候補です。
予想配当利回り4.65%
PBR 0.28%
PER –%
ROE 1.9%
ROA 0.8%
(2020年11月18日現在)
日和産業(2055)
非全農系の配合飼料中堅。
西日本が地盤で5工場を運営しています。
畜産はコロナ対処による巣ごもり消費で豚肉相場が好転し、粗利率が好転しています。
四季報の前号比でも業績が好転していることがアピールされています。
自己資本比率も65.3%と高く、好財務も魅力です。
予想配当利回り1.99%
PBR 0.31%
PER 14.05%
ROE 2.1%
ROA 1.4%
(2020年11月18日現在)
栃木銀行(8550)
栃木の二番手となる第二地銀です。
財務体質が良好で、筑波銀行・東和銀行と連携しています。
主力の貸出金利息は、中小企業向けが底堅いです。
不況による与信費用が増え、経常減益は見込んでいます。
予想配当利回り3.03%
PBR 0.11%
PER 12.09%
ROE 1.1%
ROA 0.1%
(2020年11月18日現在)
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